児頭骨盤不均衡で予定日を過ぎて予定帝王切開になった話

私の妊娠経過は順調で、ずっと経腟分娩のつもりでした。
妊娠高血圧症候群もなかったし、赤ちゃんがビッグベビーすぎるということもなく、予定日頃の胎児の推定体重は3000gいかないくらいでした。

でも、私の骨盤が狭いということで「児頭骨盤不均衡」という診断、その結果、予定日を過ぎてから予定帝王切開というかなりレアなケースになりました。

あまり情報がないと思うので、同じような境遇の方に参考になれば幸いです。

児頭骨盤不均衡で帝王切開になった流れ

まず、児頭骨盤不均衡って何?って話ですが、簡単にいうと物理的に母親の骨盤を赤ちゃんの頭が通過できないことが予想される状態です。

ウィキぺディアを見てみるとこんな風に書いてありました。

MEMO
児頭骨盤不均衡とは
「胎児の頭と母体の骨盤の大きさが釣り合っていないために、経腟分娩が不可能な状態」
出典:Wikipedia

私の場合は、骨盤が狭いということで、経腟分娩は不可能というほどではないが、難産が予想されるという内容を医師から伝えられました。

①予定日近くなっても子宮口が開かない

通っていた産院は、全員が妊婦検診の過程で骨盤のレントゲンを撮るというわけではなかったので、自分の骨盤の大きさを知ることもなく、予定日が近くなってもまさか自分が帝王切開になるとは思っていませんでした。

予定日がいよいよ2日後、というタイミングの妊婦検診で、内診の結果「まだ赤ちゃんが下がっていない」「子宮口も全く開いていない」という状態でした。

そこで、これほど予定日が近いのに子宮口が開いていないのは何かあるのでは?ということで、レントゲンを撮って骨盤のサイズをみることになりました。

その結果、骨盤は狭めということ。
医師には、以下のように言われました。

「経腟分娩でも産めないことはないかもしれないが、そればかりは陣痛がついてみないとわからない」
「難産が予想されるが、それでも経腟分娩に臨んでみるか、予定帝王切開にするか、決めてほしい」

②普通分娩と帝王切開どちらを選ぶ?

予定日まで2日しかなかったので、あまり考える時間もなかったのですが、経腟分娩を選択して難産になるリスクを避けるため、予定帝王切開をすることにしました。

私の場合、経腟分娩にこだわりはなかったので、「赤ちゃんが無事に元気に生まれてくれるなら、産み方は何でもいい」というのが夫婦の意見でした。

もちろん、同じような状況で経腟分娩を選ぶ人もいるでしょうし、それが悪いわけではありません。
帝王切開も手術なのでリスクもあるし、傷が残るのが嫌だという人もいるかもしれません。

でも、私は経腟分娩を無理に選択して、赤ちゃんに万が一難産による障害が遺ったら、その後の人生悔やんでも悔やみきれないだろう、と思ったことが一番大きかったです。

③40w4dで予定帝王切開

予定日の前日、もう一度病院に行き、帝王切開をする決意を伝えました。

そこからは、先生の都合で(こちらが選ぶ余地もなく)手術の日が決まりました。
(ベビーの誕生日になるのにあまりにも事務的^^;)

手術日は妊娠40週4日となる日に決まり、その日までにもし自然な陣痛が来てしまったらその時に対応する、ということになりました。

陣痛が来てからの、帝王切開で術後の痛みにも苦しむという、痛みのフルコースは絶対に避けたかったので、手術予定日までの数日は陣痛が来ないようになるべく安静に過ごしていました。(笑)

産み方にこだわる必要はない

私の場合、手術予定日までに陣痛が来てしまうこともなく、帝王切開にて小さな女の子ベビーが出てきてくれました。

普通分娩の方が傷も残らないし、そのあとも何人も産むことができます。
もちろん、手術よりも産後の回復も早いですよね。

でも、帝王切開は失敗することはまずないし、「赤ちゃんをより確実に元気に産む」ということだけを最優先に考えた場合、帝王切開を選ぶという判断はとても正しかったと今でも思っています。

もちろん、普通分娩で産みたいという強い気持ちがあるのなら、同じ状況でもそちらを選んでもいいと思います。

自分が一番幸せと思える形で、ベビーと会うことができたら、その出産はベストなんだと思います。

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