エコーで赤と青に表示されるカラードップラーって何?

妊婦検診に通っていると、あれ?これは何を見てるんだろう?と思うことがしばしばありますよね。

病院によっては、「今は○○をチェックするためにこれをやってますよ~」といちいち教えてくれるわけではないので、よくわからないまま診察が終わってしまうこともあり、疑問が残ってしまうことも。

今回は、私があれ?と疑問に思ったカラードップラーについてお伝えします。

21週の妊婦検診で「あれ?」

妊娠6カ月、21週の妊婦検診に行ったときのこと。

それまでの妊婦検診でのエコー検査は、割とさらっとした短時間のもので「赤ちゃん元気ですよー、羊水量も大丈夫」などとコメントをもらって終了、という感じでした。

でも、21週のエコーではなんだか先生がかなり注意深くエコーの映ったモニターを見ていて、「あれ?今日は長いなー」と感じました。

よく見ると、エコーの映ったモニターに普段は見ない赤や青の表示がところどころにあります。

先生は特に心臓の周辺を見ていて、「心臓は‥‥‥(長い沈黙)‥大丈夫そうですね」と言っていました。

いつものエコー検査よりも、かなり注意深く時間をかけて先生がモニターを見ていたため、「何か異常があるのかな?様子が変なのかな?」と少し心配になってしまいました。

先生は、何という検査を何のためにやっているのか説明してくれませんでしたが、あとでネットで調べてみるとそれが「カラードップラー」という検査だったことがわかりました。

カラードップラー検査とは?

カラードップラー検査とは、通常のエコーでは見ることのできない胎児の血流の状態を確認するためのものです。

特に、心臓をはじめとする各臓器の細かい構造や、血流がどのようになっているか、赤と青で表示され、モニターで確認することができます。

検査自体は、何か変わったことをするのではなく、通常のエコー中にカラードップラーのモードに切り替わっただけ、といった感じです。

カラードップラーでわかること

先天性の心疾患などは、この検査がきっかけで発見されることも多く、小さい病院で心疾患などの疑いが見られた場合は、大学病院などより精密な検査ができる環境に移ることもあるようです。

また、先天性の疾患を持って生まれてくることがわかった場合は分娩施設も小児ICUなどの設備が整った環境や、生まれてからすぐに赤ちゃんの手術ができる病院を選択する必要があることもあります。

そうした、赤ちゃんとママにとって最善の今後の対策を考えるためにも、先天性心疾患などは早期発見がとても重要であり、そのための検査がカラードップラーなのです。

カラードップラーで異常があったら

カラードップラーだけで、すぐに異常が確定されることはあまりないだろうと思われますが、疑わしいことがあれば正式に先生からお話があるかもしれません。

私の場合は、先生がかなり注意深くモニターを見ていたのでなんだか心配になってしまいましたが、特に何も言われませんでした。

元々結構注意深く見ないといけない検査がカラードップラーなのかもしれません。

心配しすぎないことも大事

お腹の中の赤ちゃんに「元気に生まれてきてほしい」と妊婦さんはみんな思っていると思います。

私も、この検査をするまで赤ちゃんの性別が気になったり、のん気なことばかり考えていましたが、先天性疾患のことを考えると急に心配になり、「とにかく元気に健康に生まれてほしい」という気持ちが一層強くなりました。

妊娠中は、初めてのことばかりで疑問も、心配もたくさん出てくると思います。

心配なことがあれば、先生や助産師さんに直接きいて疑問を解決することがベストですが、その場ではパッと質問が出てこないこともあると思います。

そんな時は、気になっていることや気になるトラブルなどを一度メモしておいて、妊婦検診に備えるといいかもしれません。

今回は妊婦検診のカラードップラーについてでした。

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